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はたぼー 旅の空から

はたぼー 旅の空から

悠久のトルコ

悠久のトルコ1


図書館

 トルコの旅は、楽しかった。
 はたぼーは、旅する時、格安なツアーばかり選ぶせいなのか、ツアーが終わったとたんその会社が倒産するケースも2~3度あった。
 この時も、そうだった。旅行中堅会社の四季の旅社、添乗員の女の子は今どうしているのかも含め、思い出に残る旅だった。
 (行く前に倒産したケースは、まだない。かなりラッキーだ。)

 沢木耕太郎の書いたベストセラーに「深夜特急」というのがある。
 インドのデリーから乗合バスに乗ってロンドンへ向うというもので、名古屋テレビが大澤たかお主演でドラマ化し、DVDレンタルまでされている。
名古屋テレビ 深夜特急
 この ~飛光よ!ヨーロッパ編~ の最初に出てきたのがトルコ。
 はたぼーの歩いたトルコとはだいぶ違うルートだが、はたぼーの感じたトルコの楽しさと同じような光景が紹介されている。
 トルコは、ヨーロッパとアジアを結ぶ交易国、様々な国の人が訪れ去っていく。 料理も世界三大料理の一つにもなっているのもそれぞれのよさを生かしたからなのかねぇ。

 1998年9月7日12:40分発のアシアナ航空は、ソウルに向け飛び立った。
 ソウル経由の旅、ツアー客は35人。女性の小グループが多く、あとは夫婦数組。 一人参加は、3人だった。14:43到着。
 当時ソウルの国際便は、金浦空港に到着した。
 1,000円だけ両替し、コーヒー飲んだりなんか食べたりして、3時間の乗り換え時間を過ごした。
 18:05イスタンブールへ出発。
 機内では、夕食と軽食の2回。韓国機のためか夕食には、キムチがついた。
 また、映画は韓国語の吹き替えで、英語の字幕とややっこしい。

 9月8日0:43 イスタンブール、アタチュルク空港に到着した。
 早速両替する。1万円が2005万トルコリラ。うー混乱する。。
 8:30出発だから、早く寝なくては、、、ホテルで6時間程度寝る。
 5:30 近くのイスラム寺院からコーランの読経の声。。
 8:30予定どおり出発。ドルマバフチェ宮殿を見学。朝1番だったので、他のツアー客が誰もいない。ラッキー。。
 見学後、ガリポリ半島を走る。のどかな田園風景が広がる。
 ロカンタ(定食屋といったほうがいい小さなレストラン)でトルコ料理を。
 港から対岸ラプセキ港へフェリーで渡る。
 ラプセキ港からホテルへ直行。プライベートビーチがあるホテルだったので、ちょっと水浴び。
 エーゲ海で ぴちゃぴちゃって感じ。(バスの移動距離約340km)

 9月9日7:50 出発
 トロイ遺跡へ。ここは、ホメロスの叙事詩「イリアス」で紹介された伝説の地。 トロイの木馬で有名な伝説。
 これをドイツのシュリーマンが伝説ではないと信じて探して探して発見したもの。小高い丘にトロイはある。
 丘の上からはるか3000年前の賑わいを想像する。夏草や兵ものどもが夢の跡。

 トロイからエーゲ海沿いに南下。
 ベルガマまでの車窓には、ロバに乗る老人・陽気に手をふる子供達などが印象的だった。
 どこに行っても、子どもは元気。
 
 ペルガモン遺跡は、とても素晴らしい風景。
 ここは、古代ギリシャ、ヘレニズム時代の遺跡で、アクロポリス、野外劇場、世界初の病院アスクレピョンがどーん、どーんとその姿を見せている。
 はたぼー的には、古代遺跡よりも、駐車場のほって小屋みたいなみやげもの屋で、その場で搾ってもらった一杯のオレンジジュースが美味かったぁ。(バスの移動距離約350km)

 9月10日朝5時30分モーニングコール。
 朝早い出発。聖母マリアの家(キリストが十字架に架けられた後、聖母マリアは聖ヨハネと共にエフェソスを訪れ、余生を送ったと伝えられているが、聖母マリアが晩年を過ごした場所とされている)へ行く。
 聖地なだけに、訪れる人が多い。この日もいろいろな国の人々が参拝をしていた。
 エフェソス遺跡は、図書館、野外劇場が素晴らしい。ギリシャ・ローマの遺跡は、イタリア・ギリシャと誰もが思うけど、ここトルコにある遺跡もなかなか素晴らしい。

野外劇場
 
 世界遺産のバムッカレへ。「パムッカレ」とは「綿の城」という意味。
 ヒエラポリスから湧き出る、石灰分を含んだ温泉が、斜面を流れ続ける間に白く地表を覆っていきって不思議な景観になったとか。
 世界遺産に指定されてからは、泳ぐことはできなくなったので、足だけ浸かってきた。(バスの移動距離約275km)

パムッカレ





悠久のトルコ2


鳩の谷

 9月11日5:00モーニングコール。 
 6:40ホテル出発。でっかい朝日が印象的。
 この日は、長距離移動のため、何度もチャイハネ(ドライブインみたいなもの、喫茶店)に寄った。
 ホテルを出てからは、パムッカレに隣接するヒエラポリスに立ち寄り、古代都市遺跡を見た。
 次にコンヤへ向かい、メヴラーナ霊廟へ。
 コンヤは、セルジューク朝の古都。
 「踊るイスラム」として異彩を放つメヴラーナ教団の発祥地でもある。
 
 夕方、カッパドキアへ。
 カイマクルの地下都市へ。ここは、迫害されたキリスト教徒が安住の地として地下に建設した都市。
 地下8階まであるのには、驚き。(バスの移動距離約625km だいたい秋田=東京くらいの距離 すごっ)

 9月12日6:00起床。前日とは違うゆったりした日程で、カッパドキアでは、鳩の巣穴のような要塞ウチヒサール、トルコ語で「見てはいけないもの」という意味のギョレメ、野外博物館、鳩の谷などを見学。
 世界遺産になっているだけにすごい、すごすぎる光景が目の前にあった。
 ラクダのような岩、きのこのような岩・岩・岩。
 
 ツアーも中盤を過ぎ疲れた人も多く、2~3人具合が悪くお昼パスする人も。
 美味しいのに、と、一人食べているはたぼーであった。

 定番の絨毯工場へ。お金持ちは、買うんだねぇ。
 はたぼーは、無料ドリンクだけ。
 具合が悪い人が多かったせいか、添乗員が気をきかせ、夕食はおかゆに。
 でも、食べ盛りのはたぼーは、一番おかずが少ない夕食になった。
 
 トルコの首都アンカラには、夕方に到着。
 イスタンブールまではアンカラ特急で。
 ここでアクシデント。列車の車両故障で、寝台が人数分確保できないらしい。添乗員があわただしく、動き回る。
 (結果的にトルコ人の添乗員が車掌室に間借りして仮眠したそうだが、、、)
 夕食が少なかったせいか、アンカラ特急の食堂車でちょっとおやつを食べる。(バスの移動距離約310km)


アヤソフィア

 9月13日朝っ。食堂車で朝食。
 パンとハム、チーズとチャイの簡単なもの。でも、美味しいかった。
 車掌が寝台を片付けてくれる。
 チップのほかに、この旅にもってきて、使わなかった懐中電灯をあげた。(カッパドキアの地下都市で使うはずだった。)
 この車掌、結構おしゃべりで、スペイン人はけちで、日本人は紳士的で大好きと言っていた。

 イスタンブール到着。
 ツアーバスは、アンカラで別れたため、別のバスが駅で待っていた。
 トプカプ宮殿、アヤソフィア、ブルーモスクなどを見た。
 トプカプの秘宝は、すばらしく、丼一杯のエメラルドが展示されていた。
 トプカプ宮殿の庭からは、アジア側のイスタンブールが見えた。
 夜のショーまで自由行動になる。
 ハマムに行った。ハマムは、トルコ式サウナで、筋肉もりもりの三助(すげー古い表現)が、垢こすりをしてくれるところ。
 びっくりするほど垢がでた。でもとっても気持ちが良かった。その後、グランド・バザールへ。
ブルーモスク
 
 夜は、ベリーダンスと民族ダンスのディナーショー。とても、面白かったが、ツアーは、途中退席になるらしい。
 もう少しっていうところで、バイバイとは、、トホホ。

 9月14日トルコ最終日。
 午前中は、ボスポラス海峡クルーズに参加。天気が良かったせいか、とっても綺麗な風景だった。
 午後は、フリーだったので、ツアーの中で知り合った数名と新市街へ。
 ガラタタワーから、対岸のイスラム寺院を眺め、ガラタ橋を渡り、旧市街へ。
 ガラタ橋では、釣り人が多く、小魚を釣っていた。
 名物サバサンドを売る店も。
 地下宮殿を見学してから、みんなと別れ、エジプシャンバザールヘ。
 グランド・バザールとは違う庶民的な市場だった。
 
 21:00イスタンブール・アタチュルク空港へ。
 
 9月15日0:30 出発。
 で ソウルに着いたのが、17:30。
 ソウルでは、食事後、女子大生5~6人と一緒に、明洞へ。
 21:00を過ぎていたので、簡単に見て観光終了。
 次の日早いしホテルに24:00前には帰ってきた。  
 
 9月16日10:05ソウル発
 台風が、日本国内を荒らしまわっていた。
 成田には、ちゃんと戻ってきたが、羽田から秋田へちゃんと飛ぶんだろうか。。。
 成田で、フライト変更してANAから一本早いJALに変更した。
 なんとか、秋田に戻ってこれたが、やっぱり台風シーズンには動くものでないな と実感。






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